通関士の勉強時間を計算しましょう
通関士試験は難しいのですが、だからといって何回も受け直さないと通らない試験ではありません。
その点では、弁護士の司法試験あたりとはまったくかけ離れているのです。
それならば、通関士になるための勉強時間はどれくらい必要なのでしょうか、これは合格者や関係者の間でもとても答えが分かれています。
それらの意見を見ていくと、総時間数にしても300~600時間くらいの差があるようですし、期間にしても数ヶ月~1年近くと、そこそこの差があります。
それでも、勉強がしっかりできるなら1年を超えずに合格できるという意見がほとんどです。
この場では、平均値をとって5~8ヶ月くらい、350~450時間くらいを目安として採用したいと思います。
たとえば半年で360時間勉強するとしたら、どうなるでしょうか。ひと月あたりの通関士の勉強時間は60時間となります。または、月に70時間かけるなら合計で420時間に上ります。
毎日2時間が目安
毎月60~70時間なら、それほどたいへんではないでしょう。毎日2時間休まずに勉強するなら、30日で60時間に達しますから。
もちろん、どの曜日もまったく同じ勉強時間をかけられるなんて受験者は非常に少ないでしょうから、調整は必要になりますが。
一例を出しますと、平日にあまり時間をかけられない受験者なら、平日は1時間のペースで勉強するとします。
月に平日が22日あるなら、合計22時間ですね。
では土日にどれくらい勉強すれば取り返せるでしょうか?
土日が月に8日あるなら、5時間かけると合計で40時間になります。
または、平日に1.5時間ならどうなるでしょうか。平日が月に22日なら合計で33時間です。
これなら、土日のペースは? 3時間のペースなら、土日が月に8日として、合計で24時間となり、33+24=57時間となり、60時間にだいぶ近くなります。
いろいろな勉強時間プランニングの事例をあげてみましたが、通関士は毎日数時間の勉強を繰り返せば、1回きりの受験でじゅうぶんに合格できるということです。